共同画2
前回は段ボールに友達の絵を描いたんですけど
今回は自画像。
ここで登場するのがろう学校ならではの“手鏡”。
ろう学校の子供達はみんな言葉の練習をする授業に使う手鏡を持ってます。
なぜ手鏡を使うかと言うと、それは先生の口の動きを見て自分の口が同じようになっているかを見るため。
低学年の子供達は鏡なんて見ずにガンガン描いていくんですけど高学年の子になると
じっくりと手鏡とにらめっこしながらコツコツ描きます。
あんまりじっくり描くので「笑顔を忘れないでね」と注意。
高学年の子に目立ったのは
何度も下書きを消して描き直す子。
何度も先生に色の確認をする子。
これまでの図画工作の授業でクラスによってそれぞれの先生の絵の描き方の指導があったようで
僕が「自由に描いていいよ」と言うと混乱して何度も先生に確認する子も多かったです。
当然と言えば当然。
僕の我流を通して子供達を混乱させても悪いので僕は各クラスの先生の指導を考慮しながらアドバイスをしました。
不思議なものでリアルにそっくりではないんですけど、みんなちゃんと特徴を掴んでいます。
なかなか味のある線や絶妙な色使いの子もいて
僕自分の「才能の無さ」に気付かされる瞬間もありました。
特に低学年の子供達は「絵を描いた」というよりも「描いたのが絵」という感じ。
ここで僕は
失敗しないように上手に描くという概念は忘れて
好きなだけ自由に描いて、自分が気に入った絵が出来たとき完成、、、というような授業をいつかやってみたいなぁ、、と思いました。
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