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観客席から見た[LIVE"RING BELLS"]



このイラストは大宮ろう学校の生徒が描いたものです。
とても良い絵。
  
  
今回は一般参加の方達、観客席から見た「LIVE"RING BELLS"]です。
感想を寄せてくれた方達、どうもありがとう。
掲載を承諾していただいた方の感想を紹介します。
  
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本屋さんで手にしたオシャレな手話の本を通して門さんに出会い、数年が経ちました。
何かあるたびに[RING BELLS]を開いては、自分の気持ちを素直に表現して、目の前にいる大切なひとに「あなたは私の大切なひと。」と伝えることの大事さや暖かさを確認してきたように感じます。

門さんのメッセージはいつもとても暖かいです。

昨年の[LIVE"RING BELLS"]についてブログで拝見し、大宮ろう学校の先生方の想いや、子どもたちが表現を楽しみながら門さんやアーティストの方々とやりとりを深めていく過程が印象に残りました。

今年も開催されると聞き、なんとか会場に行きたいな…と思っていたところ、タイミング良く仕事が休みに!
友人を誘って大宮へと向かいました。

体育館には子どもたちが門さんと一緒に描いた絵が展示されていましたが、とっても小さな絵からダイナミックな絵まで、どれもほんとに『お喋りな絵』で。
リハーサルをされている山北さんのリズムの迫力に圧倒されながら、子どもたちは今日のパフォーマンスをどんなふうに感じ、受けとめ、表現するんだろう…とますますワクワクしてきました。

アマドリさんの優しい歌、愛がいっぱいのフラ、熱いパーカッション、一体感に包まれたプロペラさんの演奏。
そして、それを暖かい視線で見守り、少しずつ少しずつ形にしていく門さんの手。

沢山の『手』から発信されるいろいろなカタチのメッセージに、手ってほんとにお喋りだなぁ…って感じました。

それと同時に、表現手段はひとつじゃない。大切なのは、自分が何を伝えたいのかってことだなぁと感じました。

ゆっくりと埋まっていくダンボールのキャンバスと、楽しさを全身で表現する子どもたちの笑顔、表にはあまり出さないけれど、全身をアンテナにしてメッセージをキャッチしようとしている中学部の子どもたちの表情が印象的でした。

短時間であんなに盛り沢山な『本物』に触れられる機会ってなかなかありません。
観客として観ていた私も友人も、とても刺激を受けました。
子どもたち、特に思春期に差し掛かっている子どもたちには、どんな風に響いたのでしょう。
日々色々な思いを抱えているであろう子どもたちにとっても、あの場で感じたことが、素直に自分を表現し、前に進むエネルギーになっていたら嬉しいな…と感じました。

(チャンスがあれば、子どもたちの感想が聞いてみたいです。)

大宮で門さんにお会いできたこと、門さんを通して出演者の方々や子どもたちと同じ時間と空間を共有できたこと、私にとっては、2006年でいちばんのニュースです。

ほんとに、行ってよかった!
私はいま養護学校で働いているのですが、いつか、授業でなくても、こんな機会が作れたらいいな…と感じました。

門さん、これからも子どもたちと沢山の絵を描いてくださいね。
で、いつか京都にも来てください。
またお会いできる日を楽しみにしています。
(京都府・KW)

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こんにちは。

先日の大宮ろう学校でのライブ、とってもとっても楽しかったです。

ほんとうにどうもありがとうございました。

体育館に飾ってあったこどもたちの絵、どれもこれもあたたかくて素敵な絵ばかりで
した。

門さんの絵も真っ青ですね(笑)

こどもってどうしてあんなにも素敵な絵が描けるんでしょう。

きっと、何も考えずあるがまま、思ったまま描いているからなんでしょうね。

新宿での門さんのライブペインティングには参加できませんでしたので、自分にとっ
て「ライブペインティング」というのは、大宮ろう学校で見たのが初めての経験でし
た。

楽しかったーーーーー。

ほんとーーーーーに、贅沢なライブでした。

アマドリさんの素敵な声と歌に聴き入り、波が打ち寄せ、風が舞うかのようなフラに
こちらの身体もふわり、ふわりと揺れる中、門さんの絵に目をやると、

「おーーーー! 風さんの絵も波に揺れているーー♪」

と、しばしの癒しの時間に浸らせていただきました…zzz。

それから山北さんの軽快なリズムに気持ちも踊り、プロペラで爆発! 

もーー、とにかくすっごいおなかいっぱい、大満足させていただきましたm(__)m

大宮ろう学校のこどもたちも最高! 最後はすごいノリでしたね。
みんなが笑顔、笑顔、笑顔。

こっちもつられて笑顔になりました(*^-^*)

そして、元気いっぱいのこどもたちにつられ、音楽の楽しさにつられ、一緒になって
思いっきりジャンプしちゃいました(笑) あーーー、楽しかった。

そして、そして門さんの絵。

さまざまなメロディの中、着々と姿をあらわしてゆく門さんの絵。

段ボールのキャンパスに徐々にゆら〜…、ゆら〜…と門さんの指先から現れる絵は、

なんだろう…、その手がどんどん広がっていくように見え、こどもたちを包んでゆく
ように見えました。

とてもとても感動しました。

人が絵を描く課程を最初から最後まで見たのははじめてです。

でも、なんていうんだろ…。

絵を「描く」というより、

音楽のリズムや歌や踊りや…にわくわくした、こどもたちの手を通して、門さんの手
を借りて、クレヨンたちもいっしょに段ボールの上で自由に遊んだ跡…って感じでしょ
うか…(笑)

踊りも終わり、歌も音楽も止んだあと、残ったのはビニールの上の残骸。

なんか、いいなーーーって思いました。

ビニールの上に残ったのは、段ボールの上で遊びきったクレヨンの残骸なんですが、
そこには「残骸」からイメージする冷たさやさみしさじゃなくって、あたたかさ…。

散乱したクレヨンにさえも、ぬくもりが残っているようでした。

それは、こどもたちの笑顔の余韻でもあるかのような…。

素敵な空間にいさせてもらうことができたことに、感謝!です。

ありがとう、門さん。

当日の準備にあたった大宮ろう学校関係者の皆様、出演された皆様、こどもたちーーー
ー、みなさまに「ありがとう」です。

ちーぱーより

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 門さんのライブペイントを見に行ったのは2回目だった。
以前個展を観に行った時、門さん自身から今度私たちが行うイベントの参考になるから、ということでお誘いを受けた。
「聞こえない子どもたちが音楽を聴いて飛んだり跳ねたり笑ったり泣いたりする」
それが本当なのかどうか、とにかくこの目で見てみたいという好奇心と
門さんのライブペイントをまた観ることが出来るという嬉しさに胸を膨らませて
大宮ろう学校へ到着した。

 まずアマドリさんの歌。
個展の時に一度聴き、とても素敵な歌声と温かみやユーモアを持っている方で、
もう一度どこかで聴けたら、と思っていたのでとても嬉しかった。
 次にフラ。
映画「フラガール」を観た後だったので自然にあの世界観に引き込まれた。
そしてパーカッショニストの山北さん。CDで拝聴していた事がありその時既に
鳥肌が立つ程の演奏だったのでライブでお会い出来てとても嬉しかった。
自分がダンスをやっているのもあり、フラもパーカッションも体の中から、心の底から楽しんだ。
 最後のプロペラさん。これには参った。
ファンキーなおじ様方−お一人女性の方がいらっしゃるのですが−が出てきたと思ったら
子どもたちがどんどん立ち上がって笑いながら踊り(暴れ?)始めたのだ。
プロペラさんのソウルフルなパフォーマンスにも圧倒されたが
子どもたちが作り出す会場の一体感に「アウトサイダー」ではいられない、と
負けずに私も笑い、そして手足を動かした。
とにかく楽しくてしょうがなかった。会場中皆笑顔だった。
 出来上がった門さんのライブペイントもまた素晴らしく、本当にあの場に居れた事を幸せに思う。

 今度行うイベントの参考にしよう、と思って訪れたLIVE“RING BELLS”。
結果的に私は完全に「お客さん」となっていた。しかしそれでいい。
素晴らしいパフォーマンスと素晴らしい観客で作り上げられた
あの会場だったからこそ私は自分の任務を忘れ楽しさに没頭したのだから。
魂を持って、気持ちを込めてパフォーマンスをすれば必ず観ている側の魂に響く。
その事が身を持って分かった。

 この素敵な機会を与えて下さった門さんに、そしてあの場を作り上げた
全ての方々に感謝して今回の感想文を終えたいと思います。
 ありがとうございました。

慶應義塾大学四年 河京子


2007-02-28 16:43  nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

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コメント 1

大宮のN

ついにここまで来ましたね。あらためてあの時のドキドキが思い起こされます。アーチストのみなさん、参観者のみなさん、すべての方たちの言葉がかけがえのない宝物です。
明日はいよいよ門さんと大宮の子どもたちの、「とりあえず」最後の授業。私たち大宮ろう学校の教員や子どもたちは、これから次のステップを見つけて行かなくてはならないけれど、この一歩を必ず前進につなげてなくてはと思います。門さん始め、AMADORIさんや、プロペラさんや、山北さんや、フラのみなさんや、今回出会ったすべての人たちと、また再び、お互いにパワーアップして出会えますように。本当にありがとうございました。
by 大宮のN (2007-03-01 20:20) 

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