楽しいらくがき
さて。
僕が非常勤講師として2年目の授業。
初日は3年生。男の子1人、女の子が2人のクラスです。
「みんな僕の事を覚えてくれてるかな、、」と、すこし心配でしたけど、
教室を覗くとすぐに全員「かどさん!かどさん!」と大歓迎してくれました。
男の子はひとつお兄ちゃんに、女の子はひとつお姉ちゃんに、
みんなの顔が去年よりも少し凛々しく感じます。
去年は子供たちみんながひとりひとり床に敷いた大きな段ボールに寝転がって
「友達の絵」や「自分の顔」を描きました。
今年は「みんなで一緒に描く絵」。
そしてキャンバスは床ではなく壁に立てかけた壁のように大きな段ボールです。
絵のテーマは特になし。
僕からの説明は「犬でも猫でも花でも友達や先生の顔でもなんでもいいよ」とだけ。
早速、みんなで描き始めることにします。もちろん僕も一緒。
「楽しい落書き」の始まりです。
3年生の子供たちはみんな絵を描くのが好きなので、
僕が描き始めるとすぐに思い思いの絵を描き始めます。
長い鼻から水を撒くゾウ、高い木の葉っぱを食べるキリン、いろんな色の花、、。
僕が空を飛ぶ鳥と青い空と白い雲を描くと子供たちはそこにカラスや気球や飛行船を、
山を描くと山の頂上に家を描き足しました。
調子が乗ってきたみんなは犬と散歩している自分や大きなバケツ、カモメ、カブトムシ、赤い太陽、黄色い太陽、トンボ、ひまわり、、、。
あっという間に段ボール全体に絵が埋め尽くされてくると男の子は背景の色を塗ったり、空いたところに草を書き足し、「仕上げ」をし始めました。
頼もしい、、。
気がつけば僕や先生からの指導はほとんどなく、子供たちは自然とお互いのスペースを把握してバランスを保っているように見えます。
出来上がった絵はとっても楽しくてキラキラしたものになりました。
それぞれが思い思いに描いたはずなのに不思議と一つにまとまった絵。
仲良しが集まって仲良く一緒に絵を描くとやっぱり仲良しな絵になるのかな?
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