大きな壁
さて。
まずはN先生とベテランA先生と3人で絵が描けそうな壁を探しに大宮ろう学校へ。
意気揚々と向かったのは良いんですが、、、そこには大きな問題が待っていました。
僕のイメージでは学校の敷地内と外とを仕切る塀に絵を描こうと思っていたんですが、、、なんと大宮ろう学校には塀がない。
学校の敷地と外はネットで仕切られていました。
僕は愕然としていたんですけど、ベテランA先生は「うちの学校はオープンな学校ですから、、」なんて笑顔で答えてくれます。
まぁ、ないものは仕方がありません。
僕らは校舎や体育館の外壁を見て回りましたがどの壁も表面がガサガサしていてかなり老朽化しています。
絵の描けそうな壁は校舎の裏だったり、、これではせっかく子供達と一緒に描く絵が表から見えません。
残る場所は一カ所だけ。
校門から入って一番正面の壁です。
そこは絵を描くには最高の場所ですが、実現させるには最大の難所でもあります。
高さは10メートルくらい、幅は5メートルくらいはあるであろうその壁は
他のどの壁よりも老朽化していて表面に貼られた保護用のビニールシートも剥がれています。
ここに描くにはまず壁を補修し、邪魔になる植え込みを移動させ、さらに足場を組まなければ絵は描けません。
僕、N先生、ベテランA先生の3人は、やや落胆しつつも何か良いアイデアはないかと頭をひねっていました。
そこへ偶然通りかかったのがI先生。
実はこのI先生との出会いが今回のプロジェクトを大きく前進させることになります。
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